DRF-Tokyo地域ワークショップ

テーマ 「大学にとってのリポジトリ:情報の保存・発信・利用から考えてみよう」

「大学にとってのリポジトリ:情報の保存・発信・利用から考えてみよう」をテーマとして、様々な側面からご講演いただきます。

【開催日時】平成22年12月22日(水)10:00~17:10
【会場】慶應義塾大学・三田キャンパス東館6階G-SEC Lab
【定員】70名程度
【主催】DRF(デジタルリポジトリ連合)、DRF-Tokyo実行委員会(慶應義塾大学、聖路加看護大学、東京家政大学、東京歯科大学、文教大学)

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田村俊作先生挨拶受講風景1受講風景2グループディスカッション

アンケート集計結果

参加者:61名(参加者49名、講師・実行委員12名)
アンケート回収数:38

本日の満足度をお聞かせください。

回答数36 平均87.4% 中央値85% 最頻値80%
*100%以上の回答は100%として換算

それぞれの発表者への追加の質問がありましたらお願いします。

  • 質問・研究者のセルフアーカイビングは行われていますか?
    • 回答(菊池)現在ほとんど行われていません。登録の説明会を実施し、実際に作業してくださった方もいますが難しい、わかりにくい等のご意見がありまして、代行で実施しているというのが実情です。来年の情報公開に合せて、教員自身の登録が必須になっていくと思われます。オンラインか、(段階的に)エクセルかはともかくとして、教員自身が入力・登録していけるよう、方法を検討中です。(システムの改訂も含めて)
  • URIの扱いは?(メタデータに対して、システム後の利用の視点など)
    • 回答(外崎)原則としてURIは変えないという考え方だが、今後、リプレイスなどでサーバ名やURLを変更する必要が出ないとは限らない。現在、ヨーロッパ、アメリカなど、多くの機関からハーベストが行われているため、リンク関連付けを行い、旧URLからの利用環境を確保する。
    • 回答(入江)URIは極めて重要だろうと思います。また、固有なURIを配布するための機関は国内にあってほしいと思います。
    • 回答(鈴木)本学リポジトリはまずは立ち上げることを目的として図書館システムのオプションを選択した。図書館次期システムへのコンバートが発生した場合,どのような運営をしていくかは次のステップと考えている。その際,リポジトリのシステムを変更する場合は業者さんと検討する必要がある。
  • 質問・リポジトリに対するコンセンサス形成過程を教員側、図書館側それぞれの取り組みについて。また、具体的に出された懸念について教えて欲しい。
    • 回答(外崎)図書館長から学長に進言し、学長からの指示で各学部に学内発行物の電子化およびインターネット公開(リポジトリへの登録)が始まった。各学部単位で検討した結果、投稿規程に「インターネットによる公開」が明記された学部もある。学部により登録への理解に差が発生した。機関リポジトリで試行運用を開始した2003年当時はPDFに関する理解も低く、盗用を心配する教員、文字化けが発生することの不安など理解が得られないこともあった。しかし、「機関リポジトリ」という言葉の認知度はまだ低い。今後は学位論文、学院で発行する図書の電子化に向けて支援を行いたい。
    • 回答(菊池)紀要の電子化が前提にありましたので、あまり懸念などはでませんでした。リポジトリは図書館、情報推進課、総務課からの提案として事務を中心に進められましたが当時、コンピュータ委員長であった教員が最初からかかわっていました。また、学長も申請当初より、協力的であったと思います。
    • 回答(入江)図書館が運用コストを出せるのか?(教員)有料なコンテンツ配信を考えないのか?(教員)登録するコンテンツの可否をだれが決めるのか?
    • 回答(鈴木)教員側 リポジトリ導入については,図書館運営委員会→協議会→教授会→理事会と説明を繰り返し,学内合意を得られた。コンテンツ収集は本学はまだ初年度でもあるので,まず教職員全員にコンテンツ寄贈依頼文書を配布し,教授会で繰り返し寄贈を訴えた。懸念については著作権,学位論文はリポジトリでの公開時期と学会誌への投稿の兼ね合い,などが出された。
  • 質問・物理的現物はどうなりましたか?
    • 回答(外崎)特に印刷物がなくなることはない。今後、学院出版局とタイアップした運用が行われると、デジタル書籍を先にリポジトリで公開して、冊子はオンデマンド出版で対応することも考えたい。
    • 回答(菊池)本学発行物については、現物もできるだけ収集、保管しています。ですが、紀要など複数保管していたものを、最低限(閲覧用、保存用の2部)にしました。作成、保管費用の軽減にはなっています
    • 回答(入江)学会で印刷部数を減らしています。最近は電子版しか出版されない雑誌も出てきています。
    • 回答(鈴木)本学研究紀要については印刷部数削減とともに配布先への送料削減になった。
  • 質問・電子ファイル形式での耐用年とか将来的にどうなると考えてますか?(再生とかの利用、方策とか)
    • 回答(外崎)技術的には下位互換は原則としてあるはずだが、リプレイスの都度、媒体の検討とファイル形態が次期リプレイスまで利用可能であるかを検討し、形式が古いものはファイル変換を行って維持していきたい。また、デジタルの整合性を維持する必要があるため、複数個所でバックアップを保存し、定期的に整合性テストなどを行う仕組みが必要だと思う。
    • 回答(入江)図書館の中でマイグレーションをしていくしかないと思っています。
    • 回答(鈴木)将来的にどうなるかは個々の大学だけの問題ではなくなる。その際に適切な方向性を見きわめて対応していきたい。

ワークショップ全体についてご意見・ご感想があればお聞かせください。

資料が少なく、パワーポイントの進みが早く、メモが取れなかったので資料の配布を希望します。質問時間が分かりにくかった。 / 非常に参考になりました。ありがとうございました。 / これから構築をしなければならない大学にとって、今後実施していかなければならないこと、また順位など、ヒントがたくさんあり、ありがたく拝聴いたしました。 / 発表者は発表する時間を厳守してほしいと思います。この後に発表する方にご迷惑になりかねないことにもなり、聞く側にとっても疲労が増えるばかりです。 / まったくの素人でして、今回は様々な立場の方のお話が聞け、大変勉強になりました。 / 自分の知識不足で十分理解できない講演もありました。今後、勉強していきたいと思います。実行委員の方々、お世話になりました。 / ディスカッションは大変楽しかった。悩みや情報交換ができた。有意義なワークショップに参加させていただきありがとうございました。 / グループディスカションを有効活用するための仕組みはもっと欲しかった。ネタの提供etc。演題はバラエティに富んでおり、貴重な声が聞けてよかった。 / 少し難しかった。 / 面白かったです。疑問がとけました。 / 利用する側ですが、リポジトリを取り巻く現状を知ることができ、勉強になりました。 / 多くの貴重なご意見を聞ける場ですので、ぜひ継続していただきたいと思います。 / もっと活発化して全国規模で開催して欲しいです。 / 機関リポジトリに関してまだまだ初心者でしたので、参考、勉強になる部分が多かったです。ただ、専門的な用語などはなかなか認識が難しいと感じました。 / とても勉強になりました。ありがとうございました。 / ディスカッションがおもしろかったです。長時間でしたので小分けに休憩時間があればよかったです。 / お世話になりました。グループディスカッション、よかったです。色々な意見をうかがうことができました。 / 今回は事例の話を聞くのが主な目的でした。入江氏の問題意識には同感です。問題は「図員の問題意識となるだろうか(いやならない(=反語))」であると思います。リポジトリが私大の中で進まないのは、そこに芯があると思います。潮流とならないと動かないのが一方にありますし。 / 大変参考になりました。ありがとうございました。 / 実際にリポジトリを構築されている方の生の声が非常に勉強になります。 / 中々活発で今後が楽しみです。図書館の皆様はすごいですね!!感動しました。

プログラム

9:30-10:00 受付
10:00-10:15 開会式・オリエンテーション fileプログラム

10:15-11:15 これからリポジトリを始めるために(事例報告)

  • 鈴木恵津子(東京家政大学図書館)
    • 東京家政大学機関リポジトリの公開までと今後の課題 file発表資料
      • 平成22年11月、東京家政大学機関リポジトリを公開した。本学では平成21年度に学内合意を得た。平成22年度に入ってから機関リポジトリ設置準備委員会で運用指針を定め、実務を扱う機関リポジトリ小委員会を発足させた。本リポジトリは図書館の枠を超えた位置づけとなっている。広報活動は学内で実施された教職員向けポスターセッションへの参加、愛称の学内公募などを行った。本リポジトリの特徴として本学校祖と開学当初学長の著作物のコレクションがあり、一覧表示機能に工夫を施している。現在、学内刊行物電子版のプラットフォームに成長しつつある。これらの活動及び今後の課題を報告する。
  • 菊池美紀(聖学院大学総合図書館)
    • 私たちがリポジトリを構築した理由(わけ)~これまでの歩みとこれからの課題~ file発表資料
      • 人文社会学系の小さな大学の私たちが、立ち上げたリポジトリ・聖学院学術情報発信システム「SERVE」。そのきっかけは、図書館の役割を考える一つの問い合わせにあった。そして偶然や思わぬ後押しから、構築へと進んで行った。そんな「SERVE」がたどった歩みを紹介するとともに、名前に込められた意味、現状と課題について報告する。

11:20-12:00 少し疲れを感じたリポジトリ担当者を元気にするために

  • 外崎みゆき(関東学院大学図書館)
    • 私立大学でもできる、私立大学だからできる file発表資料
      • 機関リポジトリから提供可能な学術論文が国立大学のように多くないことは私立大学の悩みである。一方で歴史のある私立大学には設立に関わる独自のコンテンツが多数ある。大学の設立に大きく関わる歴史的資料は、当該大学だけでなく当時の歴史を知る上でも、保存・公開するべき重要な資料といえる。しかし、昨今の図書館事情は厳しく、業務の委託化や専任職員の減少にという課題を抱え、機関リポジトリ運用に携わる人材の確保もままならない。そこで、処理を分散して負荷を軽減する機関リポジトリの運用と、今後を見据えた機能強化について提案する。

12:00-13:30 昼休み

13:30-14:30 利用の側面からリポジトリを考える

  • 入江伸(慶應義塾大学メディアセンター)
    • 慶應での経験からリポジトリを考える file発表資料
  • 石原眞理(神奈川県立川崎図書館)
    • 公共図書館におけるリポジトリの利用 file発表資料
      • 神奈川県立の図書館では、レファレンス・サービスや、紙媒体で所蔵していない雑誌の論文を利用者に提供するために、機関リポジトリを使用している。しかしながら、積極的な意思を持って利用しているというよりは、求めている論文が、たまたま機関リポジトリで利用可能だから使っている、といった使い方をしている。しばしばあるのが、CiNiiで検索し、目的の論文が機関リポジトリで利用可能な場合に利用する、というケースである。数年前に比べると、検索のためのツールや、機関リポジトリの進展などにより、雑誌論文の入手が各段に便利になった。リポジトリ担当者の方々には、より一層の充実を望むと同時に感謝の意を表したい。

14:35-15:35 学術情報の発信

  • 臼井支朗(理化学研究所脳科学総合研究センター)
    • ニューロインフォマティクスの展開と展望 file発表資料
  • 奥村嘉宏(理化学研究所脳科学総合研究センター)

15:35-15:45 休憩
15:45-17:00 ディスカッション・質疑応答
17:00-17:10 閉会式

17:30-19:30 意見交換会

申込方法・会場アクセス・問い合わせ先

【申込方法】下記メールフォームよりお申し込みください。(受付終了しました)

  • 氏名
  • 所属
  • 連絡先(メールアドレス)
  • 意見交換会への参加(会費\3,000を予定)

先着順です。定員を超えた場合ご参加いただけない場合があります。
12月16日になっても受付受理メールが届かない場合は、お手数ですが下記問合先までお問い合わせください。

【申込締切日】
2010年12月15日(水)

【会場アクセス】
東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学・三田キャンパス東館6階G-SEC Lab
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html

【問合先】
DRF-Tokyo事務局 東京家政大学図書館内 担当:鈴木
e-mail : drf-tokyo [at] googlegroups.com


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Last-modified: 2013-01-14 (Mon) 11:55:24 (1421d)