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[drf:3852] Re: D論に含まれる投稿論文の処理



山地先生、DRF-MLの皆さま

  お茶の水女子大学附属図書館の森いづみです。
 お久しぶりです。

 山地先生からいただいたご質問は、お茶大で「博士論文提出予定者への著作
 権ガイダンス」を実施した際も、参加者からの質問が多かったです。

> 4章にA論文の内容が殆ど占めていたとします。結果に関するところなんかだと、
> 投稿論文の文章をそのまま使うこともあると思います。この場合は、
> ・論文を投稿した出版社が学会に、D論のここで使います、みたいなことを確
>  認することが普通大抵なのでしょうか?

 自分が執筆した論文であっても、その論文の著作権を出版社ないしは
 学会に委譲している場合は、確認をする必要があります。

> ・その場合は、学位を取得するヒトが、その処理をやるものでしょうか?

 お茶大の場合は、原則として、学位論文の著者にご確認いただいています。

> ・この辺りの処理の作業は多くの大学で規定されているのでしょうか?

 規定までしている大学さんがあるかは分かりませんが、お茶大では説明
 会や個別相談の際に、「ご本人が確認してください」とご案内しています。

> ・どこかにこれらの情報がまとまったサイトなどはあるでしょうか?
 
 DRFの「平成25年学位規則改正についての情報まとめ」が充実しています
 http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?ETD2013

 が、先生の疑問そのものにずばりと答えられる構成とはなっていません。

#FAQみたいなサイトがほしいですね。

> また、上記の例に加えて、5章に査読中のBという論文を入れる場合を考えます。
> こういった場合には、例えば「やむをえない事由」に該当するみたいなケース
> スタディなんかもあがっていたりするのでしょうか? そんなことはせずに、
> 査読の進捗とも関係するのかも知れないですが、例えば、投稿論文的には、
> D論はプレプリントみたいなものだと考えて処理したとか…。

 お茶大の場合、論文の抜き刷りを合冊製本するということはありませんが、
 既に雑誌論文に掲載済み、あるいは投稿中の内容を(体裁は異なるが)ほぼ
 そのまま博論の一部に用いるケースが多々あります。

 この場合、著作権法でいういわゆる引用(許諾無しで使える文中引用)とは
 言えないため、それぞれのジャーナルの著作権ポリシーを調べる必要があり
 ます、という案内をしています。

> 断片的な情報は聞いたりもするのですが、あるべき論プラス、過渡的な段階で
> 対処するためのノウハウ集(のサイト)みたいなのがあれば教えて欲しいので
> す。機関リポジトリ云々というのよりも、そもそも学位を出す際の準備の問題
> なのかも知れないですが…。

 実際に博論を執筆されているかたがたと密接に関わってみて、まさに過渡的
 な段階を抱えつつ、執筆されていることを実感しています。

 論文を書き始める前に「知っておくべきこと・意識しておくべきこと」は多い
 と思います。

 一橋大学さんが、博論の著者向けに開催された「博士論文掲載のための著作
 権ガイダンス」のテキストが大変参考になりました。
 http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/ir/pdf/guidance2013_rev.pdf

 お茶大のガイダンスは、一橋大学さんのテキストを全面的に参考にさせていた
 だきました。

 10/29のDRF10のうち、
 「博士論文のリポジトリでの公表事例 〜各大学の取り組み紹介〜」に、お茶
 大もエントリーしましたので、採択されましたら、詳細をお話できると思い
 ます。
 http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF10
 

 

(2013/09/30 15:19), yamaji @ xxxxxxxxx wrote:
> やまじです。
> 
> JAIRO Cloudのユーザに聞かれて、僕ではわからなかったことがあるので、
> 教えて頂きたいことがあります。D論についてです。
> 
> D論には、投稿した論文の内容が含まれることがあると思います。例えば、
> 4章にA論文の内容が殆ど占めていたとします。結果に関するところなんかだと、
> 投稿論文の文章をそのまま使うこともあると思います。この場合は、
> ・論文を投稿した出版社が学会に、D論のここで使います、みたいなことを確
>  認することが普通大抵なのでしょうか?
> ・その場合は、学位を取得するヒトが、その処理をやるものでしょうか?
> ・この辺りの処理の作業は多くの大学で規定されているのでしょうか?
> ・どこかにこれらの情報がまとまったサイトなどはあるでしょうか?
> 
> また、上記の例に加えて、5章に査読中のBという論文を入れる場合を考えます。
> こういった場合には、例えば「やむをえない事由」に該当するみたいなケース
> スタディなんかもあがっていたりするのでしょうか? そんなことはせずに、
> 査読の進捗とも関係するのかも知れないですが、例えば、投稿論文的には、
> D論はプレプリントみたいなものだと考えて処理したとか…。
> 
> 断片的な情報は聞いたりもするのですが、あるべき論プラス、過渡的な段階で
> 対処するためのノウハウ集(のサイト)みたいなのがあれば教えて欲しいので
> す。機関リポジトリ云々というのよりも、そもそも学位を出す際の準備の問題
> なのかも知れないですが…。
> 


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お茶の水女子大学附属図書館
学術・情報機構 図書・情報チームリーダー
森 いづみ

電話:03-5978-5833   FAX:03-5978-5849
Email:mori.izumi @ xxxxxxxxxx
Webサイト:http://www.lib.ocha.ac.jp/
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